●本を出したいと考えている人へ
「女性」をキーワードに女性に関する情報を提供している出版社パド・ウィメンズ・オフィスが自費出版・企画出版のご相談をお受けします。
全国13紙に報道された裁判記事から、女性が関わるものをピックアップして項目ごとに分類、リストとして巻末に収録しています。
9月の裁判

9月に新聞で報道された、女性が関係する裁判48件をリストアップ
労働(セクシュアル・ハラスメント、労働問題) 5件
性犯罪(強姦、強制わいせつ、売買春、ストーカー、ほか) 12件
医療 1件
子ども(子ども一般、子どもへの虐待) 7件
ドメスティック・バイオレンス(DV) 0件
ライフスタイル(結婚・離婚・戸籍・国籍・セクシャリティ) 1件
高齢 3件
公害・環境 2件
戦時性暴力 0件
人権 3件
出版・報道 0件
その他の損賠訴訟など 7件
殺人 4件
海外 3件
このうち3件を紹介します。
性犯罪 ■強姦
パニック障害は「傷害」 わいせつ事件後、発症(岡山地裁)
女性5人に対する強姦致傷罪や強制わいせつ致傷罪などに問われた名古屋市の塗装工被告(42)の裁判員裁判の判決で、被害者1人について「事件後に発症した重篤なパニック障害が、刑法上の傷害に当たる」との判断を示し、強制わいせつ致傷罪の成立を認める。判決は5事件すべてを有罪と認め、03〜04年の3件を懲役11年、08年〜11年の2件を懲役9年6月とし、合計で懲役20年6月を言い渡す(9/28)
結婚・離婚・戸籍・国籍
婚外子区別 2審も賠償請求棄却 職権での住民票記載促す(東京高裁)
東京都世田谷区に住む事実婚の介護福祉士(47)夫婦と次女(7)が嫡出子か非嫡出子かの区別を記載しない出生届けが受理されなかったのを不服として区と国に住民票の作成や損害賠償などを求めた訴訟の控訴審判決で、1審に続き訴えを退ける。裁判長は「次女は行政サービスが受けられており、住民票に記載されないことで重大な損害が生じていない」と指摘。一方で、将来的に社会生活に支障が生ずることもありうるとして「一定の時点で、行政の職権調査による住民票への記載を検討してもいいのではないか」と促した(9/27)
人権
判決要旨・全文 点訳に 障害区分取り消しは認めず(名古屋地裁)
名古屋市内に住む全盲の鍼灸師女性(62)が、障害の程度区分を市が実際より軽く認定したとして取り消しを求めた訴訟で、判決の要旨を点訳して女性に手渡す異例の対応。判決全文も点訳し、後日女性に郵送するとした。一方、訴えは棄却(9/7)